ま

ジャッキー ファーストレディ 最後の使命のまのレビュー・感想・評価

2.7
ケネディ大統領暗殺事件。アメリカ史上最も有名な事件を映画化ってのはよくあるパターンだが、こちらは大統領ではなく、その妻ジャクリーン・ケネディの立場で描いた作品。

ジャクリーンを演じるのはナタリーポートマン。アメリカの歴史とか全然興味ないけど大好きな女優さんなんで彼女目当てで見ました。

暗殺のシーンは回想風に出てくるのみで、事件の後の出来事や妻の感情などを淡々と表現した作り。
小さい子供にどう事実を伝えるかとか、大統領夫人ではなくなったことでホワイトハウスから出なきゃいけないとか、複雑な心境をナタリー・ポートマンが見事に演じる。哀愁の表情、気丈に振る舞う仕草、セリフ等、さすが名女優と言わんばかり。

夫の血で染まったスーツや顔、それを洗い落とす悲しみのシーンが一番の見どころ。

欲を言うともう少し夫との回想シーン、子供との触れ合いとか家族の感動物語的展開も欲しかった。話が暗く淡々としているので最初から最後まで地味な印象。

ジャクリーンはケネディ大統領が死亡してから数年後に富豪の方と再婚されたそうな。
ま