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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命のみかんのレビュー・感想・評価

3.3
今でも人気の高い歴代アメリカ大統領の1人J.F.ケネディの妻、ジャクリーン・ケネディの大統領暗殺から葬儀までの激動の4日間をメインに描き出した伝記ドラマ。

突然真横で夫が撃ち殺された、想像を絶する悲劇。運命の荒波に立ち向かう凛々しさ、家族への愛情に尊敬でした。

ナタリー・ポートマンの熱演が素晴らしく、また勇気を振り絞って一変する運命に立ち向かっていく姿に胸を打たれました。

波乱万丈な人生だったので、もうちょっと全体的に扱うのかと思ったら4日間に絞ったものだったため、(幅広げすぎると収拾つかなそうなんで、一点集中で潔かったといえば潔かったですがw)もう少し色々他のエピソードも観たかったなぁと思いました。


★ジャクリーンは、資産家の令嬢として生まれ、社交界でも注目の才色兼備な女性として育ち、新聞社に就職。記者として働き始め、パーティーでJ.F.ケネディと出会い、24歳で結婚。1961年夫の大統領就任により、31歳でファーストレディに。

洗練されたファッションセンスは当時の女性の憧れの的で、その愛らしいルックスは「ジャッキー」の愛称で親しまれ、熱狂的な人気を集めた。

1963年テキサス州ダラスにてオープンカーでパレード中、夫が狙撃で暗殺される。

34才で幼い子供2人を抱えた未亡人となり、夫の血が全身についたまま呆然としているうちにも、大統領暗殺のニュースは世界中に駆け巡り、ホワイトハウスは対応に追われて激務の中、副大統領が繰り上がりで大統領就任。

もうファーストレディではなくただの一般人になったジャクリーンは、ホワイトハウスでどんどん自分や子供たちの居場所が無くなっていき、ケネディも過去の人になっていくことに気づく。

人々から忘れられないために、夫の葬儀はどうすべきか?夫の名誉にふさわしい規模とは?お金をかけ過ぎて非難を浴びないか?地味すぎてひんしゅくを買わないか?命を狙われる危険はないか?
などなど、考えることだらけ。

宇宙開発、キューバ危機などケネディ大統領の功績を称えるにふさわしい葬儀を執り行い、「伝説」にするため、悲しみの中、ジャクリーンはファーストレディとしての最後の仕事をやり遂げていく、、。
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