エアール

ザ・ベビーシッターのエアールのレビュー・感想・評価

ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)
3.7
両親が留守の間
魅力的なベビーシッターと2人だけの時間
彼の人生において最高のひと時になるはずだと思っていたのに…。
そんな12歳の少年を待ち受けるのは狩るか狩られるかの容赦ないサバイバル。
さて、悪夢のなが〜い一夜はまだはじまったばかり… 笑


上級生にいじめられ、同級生には変人扱い、
頼れるお友達の存在はと言えば…誰もいない、
なんとも寂しいお話であるが
そんな少年にはすれ違ったら思わず振り返りたくなる美人のベビーシッターさんが付いている 笑
12歳の少年 コールと彼のベビーシッターである美女 ビー
ーージュダ・ルイスとサマーラ・ウェイビングのコンビになります。
12歳といえば盛んなお年頃ですから
こんなベビーシッターさんと過ごせるのなら
まさに夢のような時間でしょう。

コールを家に残し、留守をベビーシッターさんに託して
高級ホテルへと出かける両親、
ビーとの2人きりの時間、
向かいの家に住む、同学年 メラニーにビーと2人きりの時間を過ごせる喜びを
いきいきと話すコールだが
ーー“寝てる間に彼女が何をしているのか、気にならない?“
ーーそういえば、
彼女が眠るまで起きてたことが今までにあっただろうか…
若いボーイフレンドを連れ込んで”お楽しみ”に耽っているかも…
この会話がきっかけで
その日の夜寝たフリをかまして
自分が寝付いた後にビーがどう過ごしているのか見届けることを固く決意したコール
ーーこの決断が命を危険に晒すことになろうとは…

夜23時半過ぎ チャイム音とともにやって来た知らない大人たち、
マックス、アリソン、ヨハネ、ソーニャ、サミュエル、そしてビー
ーー演じるのは
ロビー・アメル、ベラ・ソーン、
キング・バック、ハナ・メイ・リー、
ダグ・ヘイリーたち、
白熱する truth or dare、
目の保養はここまで…と。
ここからは血しぶきと壮絶な殺し合いのお時間 笑

ナイフを頭に突き刺しちゃう、
人間の生贄と血集め、
採血と無垢な血、
寝酒とお薬、
古びた本
おっかない針、
悪魔の歌と血の滴りと願い事
ーー偉大なPurposeのための犠牲とあれば仕方ない、
当の本人はと言えば何のために自分が死ぬのか分らないまま死ぬ
ーーふむふむ、どうやらビーも含めて
彼らは悪魔崇拝者の集団らしくて
両親がいない家の居間で殺人とイカれた儀式を行うつもりらしい 笑
ここまでして叶えたい願い事っちゃなんなんだか 笑

彼らに見つかれば命はない、とそう思ったコール、
うまくやり過ごせるか…もちろんお決まりで
彼らに見つかり拘束されてしまう。
自分の身は自分で守らなければ…。

警察へ殺人通報、
美乳にこだわりをもつベラ・ソーン、
次々と出る死傷者
ーー被弾、頸静脈寸断、爆死、窒息死、頭部破壊、パパから教わった車の運転 笑

殺虫剤に毛布、ライター、花火、
クモさんいっぱいの床下、
機転を利かせて、隙をついて、
時には運にも助けられて、
彼らを一人ずつ退治していくコール。
ビーの方はと言えば
やっと見つけた”供給源”とあって
諦める気はサラサラなさそう。

僕の親友であり、憧れの異性だった人物は
理解しがたいイカれたカルト教だったわけで…
今や銃を手に僕を殺そうとしてる。
さあ僕ちゃん、殺られる前に殺るのか、
それともおとなしく殺られて彼女の願いを叶える手伝いをするのか…
12歳の男の子には少々酷な決断ですが
そうこうしてるうちに決断の時は迫って来ている…
覚悟決めていってみよう 笑


余談になりますが
サマーラやベラを差し置いて今回注目したいのは
同学年ではコールの唯一のお話相手になります、メラニー演じたエミリー・アリン・リンド。
あどけなさと大人っぽさが絶妙にブレンドされたお向かいさんってことで
すごく良かったです。
今後が楽しみですね。
エアール

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