KH

ヒーローマニア 生活のKHのネタバレレビュー・内容・結末

ヒーローマニア 生活(2016年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

和製「キックアス」を期待して見たら手痛いしっぺを食らう映画

治安が悪いって設定の架空の町のコンビニで働くフリーターの中津(東出)はすさまじい身体能力でチンピラを撃退しているニートの土志田(窪田)を目撃する。二人はその力を使い夜な夜な社会が裁かない悪を天誅と称し裁き始める。そんな日々を過ごしていくうちに仲間が増えていき、メディアでも取り上げられ世論の賛成ムードに押されホームレスのおじさんを社長に警備会社を設立する。警備会社が大きくなるにつれ、その力を私利私欲のために使うものが現れ、、って話

後半のストーリー展開が謎すぎる。結局会社で雇った黄色いレインコート着て最後に戦うおっさんってただの会社で雇われた人ってだけなのになんであんなに熱心に戦ってるの?あとビンにナイフは刺さらないよ。
そしてしずちゃんは一体何だったのか、頭がおかしい人ってことですかね、最強の通り魔殺人鬼のくせして女子高生のヨーヨー一発でKOってのもこのキャラいるって空気を加速させる。
原作読んでないんで深くはわからないんですが、大前提としてトンカチで人間殴ったら普通相手死ぬよね、なんかこの映画だとトンカチでタコ殴りにしても死なないどころか血すらも出ない描写になってて、これはそういうファンタジーの世界の話なのかな?
あとオチの酷さ、結局元の生活に戻ったクズ人間の東出君は相棒ができたことによって気も大きくなり、バイト先でマナーの悪い客に注意できるようになったよ。暴力を使わなくても言葉で言えば分かり合えることもあるよってことを伝えたかったのかな?道徳的には高尚なご意見ですけど、じゃあこれまで長々80分くらい見たストーリーは何だったのかねと、結局東出はクズのままじゃないかと映画の中で精神的成長もこれといってしてないから本当にここまでのストーリー全否定で結局金盗んだ小松奈々が一人勝ちで暴力はいけないけど悪いやつが得をする現実ですよってことを伝えたかったんですかね。
ここで暴力を否定したような描写をはさみながらもエンドロールでトンカチおじさんの娘がなぜかトンカチで無双するって場面が挿入されてね。
おじさんはこの娘を巻き込みたくなかったから、何も知らせずに一人で活動してたんじゃないんかね。おじさんのことを思うなら、陰ながら二人で娘を守るとかのほうがよかったんじゃないんかと、なぜおじさんのやっていたことを娘にばらしたんだか、こいつらの思考回路が全く理解できませんでした。、、、|д゚)あっ、クズだからか。









あとこれは個人的な感情で役者に罪はないんですが、この映画の小松菜奈は全力で顔面グーパンしたいほど不快感を覚える(^_-)-☆。
踊ってなじゃねーんだよσ(^_^;)
KH

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