ウォーボーイズ2024

マジカル・ガールのウォーボーイズ2024のレビュー・感想・評価

マジカル・ガール(2014年製作の映画)
4.0
先の展開が読めない作品でした。
3部構成何ですけど、最初の方はいったいどういうお話なんだ?って思ってました。

白血病で余命わずかな少女アリシアと精神を病んだ既婚女性バルバラ。
関わるはずのなかった2人の運命が、日本のアニメ『魔法少女ユキコ』とゲロがきっかけで交錯していく事になります。

アリシアの父親ルイスとバルバラの恩師ダミアンが、それぞれの大切な人の為になりふり構わず行動した結果、大惨事になってしまうのです…

ルイスはアリシアの好きな『魔法少女ユキコ』のコスチュームやアイテムを何とか手に入れようとします。(※それぞれめちゃくちゃ高額な上にルイスは失業中で金が無い)
その必死さはターボマン人形を探すシュワルツェネッガーを連想しました。
(※本作はあんな明るいコメディ映画ではないです)
でも、最終的にバルバラを脅迫して金を手に入れようとします。

バルバラの金を稼ぐ手段がとても気になりました。あの部屋で何が起こっているのか?

バルバラの方にもヤバい知り合いがいました。元教師で前科者のダミアンです。
バルバラとダミアンの間に過去何があったのか?それも気になりましたが、彼はバルバラの為に復讐の鬼と化します。

魔法少女の定義で考えたら、アリシアとバルバラ2人の使い魔が、ルイスとダミアンである。という風にも見れます。
ここで言う魔法が、アリシアの場合は親心、バルバラの場合は色気?を意味していて
言わばこの映画は、それぞれの魔法使いに魅了された使い魔同士の対決なんだと思えます。

最初から最後まで予想出来ない展開が続いて面白かったです!