こく

マジカル・ガールのこくのレビュー・感想・評価

マジカル・ガール(2014年製作の映画)
4.0
キラキラした魔法少女たちが、実は闇堕ちしやすい危うい存在だというアニメ作品は多い。その図式が全く予想外の形でなぞられる魔法少女モノの極北。

魔法少女も戦う魔物もなしのリアルな世界で魔法少女の本質にたどり着いた変態作品。悲惨さは軽く『まどマギ』超え。比喩ではなく魔法少女が負けるどころか、希望を持って変身した瞬間、魔女の使い魔に殺されちゃう感じ。

自分より不幸な人を見ていたい狂った人妻は、少女時代の教師に魔法を見せ守護天使にした。彼女が闇堕ちしたかつて魔法少女=魔女だとしたら全て腑に落ちる。守護天使=使い魔が殺人マシーンとして動き出してからの地獄過ぎる展開!

全編ソウルジェム濁りまくりで、正義が勝つ時間などマジで1秒もなし!
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