TakashiM

海賊とよばれた男のTakashiMのレビュー・感想・評価

海賊とよばれた男(2016年製作の映画)
3.5
戦争映画かと思いきや、これはアツイ企業ドラマであった。
企業ドラマ、大好物でございます。
自分もイチ企業人として刺激を受けることができるから。
今回もビシビシと刺激されまくりでした。

「なぜうまくいかないと思う?商売に何が足りないのか? 熱が足らんのだ、熱が!」
ラジオ修理の融資先探しのときに、放った言葉。
前半最もぐっときたセリフであった。

この言葉は、熱意で実績を積み上げてきた人物の言葉だからこそ、ガツンと重く響く。
この言葉で人を動かせる人物は、人の上に立つべきである。

熱意が第一だとも思っていないが、ココぞというときに人を動かすのは熱意だとも思っている。
理屈でも論理でもなく、熱意で仕事の方向性が決まることはある。
そんなプロジェクトって、メンバーも熱が入り、あっという間に毎日が過ぎていき、人生が充実感に包まれる。
人に充実感を与えることができる人、それが人の上に立つべき人である、ということです。

仕事ができる人って、結局それだと思う。
世の中にはそんな才を持つ人は存在しており、世の中を動かす規模の仕事ができる。
この映画のような大きなことはとてもじゃないけどできないが、自分で筋書きがなんとなく見える仕事は、ついつい熱の入ったセリフも吐いてしまう。
そんなとき、我ながらちっちゃいヤツだなあと思ってしまいます笑


・・・


最近、死ぬときに後悔すること、とかいう本を買ってしまった。
生まれた意味、使命とはなんだろう、ということを、ふと考えてしまったので。

自分にとって、自分とは。人生とは。この世の中に存在している意味とは。
一つは、家族。子孫を残すこととは、人間としての使命の一つだ。
一つは、仕事。幸いにも、ITで何かを作る仕事であり、サービスという形に残せるものに携わっている。自分が作ったサービスは、まさに自分の爪痕である。

もう一つは、人と話し、「自分の言葉」がなにかその人に影響を与えることができたとき。
その逆に、人の言葉に影響を受けたとき、自分はその人の人生に意味を与えた、という意味を得たことになる。


文章がよくわからなくなってきたが、要は、飲んで人と話すことが好きでもあり人生の意味でもあるので、今から飲みに行くことにする。


しまった。映画のレビューの感想書くのを忘れた。実はそんなに点数高くないっす。
・歌を歌うときに肩組んで拳を振るうのは、当時の流行なのだろうか。コントに見えるので勘弁してくれ。
・奥さんに逃げられたと思っていたとは。鈍感にもほどがある。あとリタイアしたあとに会いに行けよ。
・堤真一、登場。かっけえ。
・岡田さん、あんた最高だよ。
・お涙頂戴シーン、泣けと言わんばかり。泣いたけど。
・長い原作を無理やり縮めた感は否めない。
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