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海賊とよばれた男のカントのレビュー・感想・評価

海賊とよばれた男(2016年製作の映画)
3.8
油屋、出光佐三の生涯を百田君が取材して2013年の本屋大賞!その映画化。

原作ファンの鑑賞ポイントは3つ。
①タンク底の映像化。
②出光興産のアポロマークと国岡商店のロゴデザインが良い感じに似てる所。※ギリシャ神話アポロンに対してアレスを意匠化したのかな?
③出光佐三のお気に入り仙厓の禅画の丸○が店主の部屋に掛かってる所。

▼悪漢の石総は鳥川を代表にして、セブン・シスターズも「メジャー」の一言で、ほぼ割愛。説明フリップ多用。
145分では抜粋に次ぐ抜粋になりますね。多津子と再婚したエピソードは全カット。
それでも岡田君が熱演してて20代、60代、90代と見事に演じ分けていました。
▼近所のお友達が出演。
國村隼と岡田君に挟まれて良い顔していました。お友達は山崎/百田の「永遠のゼロ」にも出演。「シン・ゴジラ」ではセリフを貰えたけれど本作ではセリフ貰えず。残念。

▼もうー言…本作中「まだ石炭ですか?」のセリフ同様、あと100年以内に「まだ石油ですか?」と言う時代が来ると思う。枯渇云々よりもCO2の排出の方が問題。今、原発ゼロを掲げる某野党は地球温暖化対策に逆行している!と言わざるを得ない。エネルギー問題は地球規模の課題。そう言えば原作者の百田君も原発反対派。どんだけ石油スキやねん。
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