"熱が足りんのよ、熱が！"
劇中、國岡がいうセリフで一番印象に残った場面ですが、セリフ自体がこの映画を表してるのが皮肉です。
岡田准一さんの演技はこのシーンを含め、主人公の熱さを随所に感じる正に熱演です。
その反面、演出、構成が残念。各々の人物に対するエピソードが希薄で、人物同士の熱が伝わらない、特に妻と。その影響もありラストシーンは壮大なボケ。
主人公のような強い意志、信念が戦後復興し今の日本の礎を作っていただいたのは事実あります。ただ仕事という捉え方でみると世代でこの映画の解釈は大きく異なるのではないかと感じました。
