ヤクザと憲法の作品情報・感想・評価

ヤクザと憲法2015年製作の映画)

上映日:2016年01月02日

製作国:

上映時間:96分

3.8

あらすじ

「ヤクザと憲法」に投稿された感想・評価

miyagi

miyagiの感想・評価

4.5
久々の鑑賞。
日本映画専門チャンネルの東海テレビドキュメンタリー特集。
たまらんでこの特集。
それでも放送されない「さよならテレビ」の存在が気になって仕方がない。
不動のどうしても観たい番組。

本篇に関しては、相変わらず川口組長の圧倒的オーラと、若頭の圧倒的迫力が凄まじい。
ノンフィクションならではの空気感がたまらない。

法を犯し続けてきた暴力団なだけに、暴対法の措置は当たり前だとする一方で、彼らの窮状をカメラは捉える。
憲法三大原則の基本的人権の尊重がされないと。

「どっちがヤクザかわからんで」というのは本音で、中々に考えさせられる。

家宅捜索の際、カメラを止めろと恫喝する警察に対し、防犯カメラの映像を撮り続けたディレクターは記者の鑑。
すごい精神力で取材に当たっている。

「なぜ、ヤクザをやめないのか?」の問いに対する答えに、不寛容な社会の広がりを果てしなく感じさせた。
傑作にして怪作。



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1回目

東海テレビの衝撃のドキュメンタリー。
Aの森達也に通ずる、なぜ真っ向から取材しないのか。に対する解を見せてもらった。
一体誰がヤクザを取材できると思うだろうか。
タブーを超えてこそ真のドキュメンタリー。
カメラに収めてこそ初めてわかることがある。

シャブを売りさばくシーンは衝撃的すぎる。
元ヤクザの取材ではわからない温度感、苦悩が現役のヤクザの息遣いでもって始めてわかる。
日本国憲法第14条の矛盾など、ヤクザが現代日本でどういった立ち位置なのかという点で非常に興味深い内容でした。
本作の内容だけを鵜呑みには出来ないですが、ヤクザだけを一方的に悪と見なす社会思想の危険性がよく分かりました。
ホント “どっちがヤクザか分からんで” ですね。
tcdmtgb

tcdmtgbの感想・評価

4.0
当たり前のように小指ないんですよね
シュウ

シュウの感想・評価

4.0
現代の極道の立ち位置がよくわかる。
憲法の矛盾と疑問をヤクザ側から見つめたドキュメンタリーだが、決してヤクザを容認した内容ではない。

よく撮れたな、と思ってしまう。
Busceo

Busceoの感想・評価

3.7
タイトルからイメージするような憲法や人権についての掘り下げはあまりなく、ヤクザたちの生活の困難等については川口さんが集めてくれたアンケートで触れるぐらいでかなり食い足りなさを感じた。とりあえずヤクザに密着できる!と見切り発車して、途中で川口さんとかに「いや実はこんなこともあんねん」と問題提起されたのでなんとか織り込んだって感じなのかなと邪推してしまった。

ただ、タイトルを「事務所の日常」だと思って観るとかなり見入ってしまう内容だし、ヤクザの人たちそれぞれにとにかく不思議な魅力がある(特に尚人君)ので、それぞれに密着して掘り下げた作品を見てみたい(特に尚人君)。

山之内弁護士の判決の日に占い見てる事務のおばちゃんもいい味出してた。執行猶予付いてるの知ってても有罪判決受けて帰ってきた人に「10ヶ月入ってきはったら」とかなかなか言えない。
財前

財前の感想・評価

3.5
ヤクザ屋さん事務所の密着ドキュメンタリー。
撮影に際しての約束事は「謝礼金は支払わない。収録テープ等を事前に見せない。顔へのモザイクは原則かけない。」

興味本位で見始めたら見入ってしまった。口調は柔らかいのに漂う緊張感…怖っ!

日本国憲法第十四条
『すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。』
・・・の筈なのにヤクザ屋さんはなぜ銀行口座が作れない、保険に入れない、子供は幼稚園に入れてくれないetc.
東海テレビ制作のドキュメンタリー映画はどれも面白い。

〔CS〕
①2019.2.12 ☆3.9 @家

拳銃ないんですか?の受け答えのたじたじは笑える。全部物語ってたもんなああれで。
20歳の子が語る理想の社会がこの映画のテーマなのかもしれない。普通の道から溢れてしまった人達の受け皿がなく、社会はそいつらへの人権を認める事はしない。あの男の子も学校でイジメられたんだろうな…

もちろんヤクザを認める事は出来ない。彼らを作らない社会を作る事は出来ないのだろうか。

#ヤクザよりも怖い国家権力
これが現実かあ〜、いろいろ考えちゃうな、、悪ってなんだろう、、
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