どんな映画か知らず、皆の評価も知らず、予備知識ないまま、ただトム・ハーディが出ているから見た。そして、こんな映画だったのかととても驚いた。
英国サフォーク州の州都イプスウィッチで、売春婦5人が殺されるという現実に起きた殺人事件を扱っている。その事件が起きた後、逮捕された犯人が短期間だけ住んでいたロンドン・ロードという通りに住む住民達の話。事件によってイメージダウンした街を復興させようと努力する。
殺人事件を扱っているので、映画の始まりから、暗い雰囲気で、クライムサスペンスなのだと思って、事件の顚末は、どうなるのだろうと、ハラハラドキドキして見始めたところ、いきなり、登場人物が歌い出してびっくり‼︎ ミュージカルだったんだと、ひどく驚いた。カルトな殺人事件とミュージカルは、どうも結びつかないので、違和感感じて、引いてしまった。後で分かったことには、もともと今作は、舞台で行われていたミュージカルを映画化したものなんだそうだ。住民達にインタビューしたシーンが度々出てくるが、そのインタビューのセリフは、実際に住民が話したセリフをそのまま使っているとのことで、ミュージカルの歌詞は、そのセリフをそのまま歌にした物である。
トム・ハーディ、ちょっとしか出ないけど、存在感、半端ない。