ピンフまんがん

我らが門の内にてのピンフまんがんのレビュー・感想・評価

我らが門の内にて(1920年製作の映画)
2.7
この映画は黒人映画監督の最古の作品。グリフィスが映画の父ならオスカー・ミショーは黒人映画の父。どちらも燦然と輝く偉人なのであります。しかしこの作品は70年以上にようやくオジリナルが発見されたらしい。作品は普通のドラマかと思ったら後半はやはり不穏な空気が漂います。確かに5年前の「あの映画」に比べれば壮大で優雅な映像というわけではないもののドラマとしての構成はやはり先駆者的な素晴らしいものだった。こんな時代に黒人映画監督が飛躍していたのが種をまいて、現代へと繋がっているのだろう。