第2次世界大戦を背景に、ナチスに立ち向かったチェコの若き兵士たちの史実に基づいたサスペンス、キリアン・マーフィー主演作品『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』は非常に良く出来ている作品だが、それを観ていたせいで、この作品をよく理解出来てより楽しめたと思う✨
何故こんなに平均スコアが低いのか不思議だが、この作品だけを観ると解り難いのだろう。
この作品はタイトルの通り、ナチス第三の男、ヒトラーさえも恐れたラインハルト・ハイドリヒが主役❗️
ユダヤ人大量虐殺の首謀者で、絶大なる権力を手にして行く男。
前半はたっぷりとその冷血非道、頭脳明晰さ、虎視眈々と成り上がる姿を、またナチ党員で凛とした妻との出逢い、女好きゆえの失態を犯すが、妻から窮地を救ってもらった場面、子沢山な家庭の中の表情などを織り交ぜて人となりを描いている。
後半はチェコのレジスタンスグループのメンバーを中心に、なぜそのようになって行ったか?史上唯一成功したハイドリヒの暗殺計画と実行、その後、追い詰められて行く様を描いている。
ハイドリヒは確かに襲撃されたが即死ではなかった。病院に運ばれ、実際は1週間後の死だった。
キャストはそれぞれ適役で、ハイドリヒのジェイソン・クラークはよく特徴を掴んでいた👌
また妻役のロザムンド・パイクは脚色が強いかな?とは思うものの、見せ場も多く流石の演技👏
チェコレジスタンス兵士としてジャック・オコンネル(実はこの作品を観た理由はジャック目当て💕)
その彼女にミア・ワシコウスカ。
11歳のノア・ジュープ君の重要な泣き演技😭
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