ナチス第三の男の作品情報・感想・評価

上映館(7館)

「ナチス第三の男」に投稿された感想・評価

pepo

pepoの感想・評価

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随所で主張してくるエモーショナルな音楽を少々過剰に感じてしまったのは、それほどドラマに重点を置いた作りになっていなかったからだろう。
特に前半は「状況の概要を駆け足でご説明」みたいな、既視感のあるドキュメンタリー映像を切り貼りしたっぽい部分が目立つ印象。俳優さん達のせっかくの存在感がもったいないのでドラマ的にも全体の展開にももうちょっと“効く”エピソードで繋いでほしかった。
後半は「ハイドリヒを撃て」縮尺版。あれの翌年にこれを出すってまさにIRON HEART...
こちらのヤン&ヨゼフのWジャックさん達は、任を負った苦悩とかより、まだどこか幼さの残るわちゃわちゃ感とかが際立っていてこれは見てて別方向から切ない気もした。あの作戦ではさすがにその雰囲気ではないやろと思うけど、実際の戦場にはあんな風に、最後までまだ自分も死ぬんだという事がよく呑み込めないうちに散っていった若い人達も多かったのかもしれないな...
虐殺映像を連発すれば非道さが伝わるという訳ではない、けど「村ひとつを丸ごと殲滅する」という行為を言葉だけでなく映像で見せられるとやはり戦慄してしまう。
ナチスの高官を「非情」とか「野獣」とか中二カッコイイみたいな言い方で表現するのやめた方がいいと思う、あの人ら単に他者の痛みに鈍感な、EQ的にどんくさいだけの人らやんか。自分の子供にのみ情があるとか、感性の回路の接続がポンコツな証拠だから優生思想なんか謳うんであればまず自分の不具合を直視しろと思ってしまった
na

naの感想・評価

1.7
難しかったので後でまとめます
前半と後半で物語の主軸ががらりと変わる作品だ。前半は、ナチス・ドイツでヒトラー、ヒムラーにつづく権力を誇ったラインハルト・ハイドリヒの人生を描いていく。恋人のサジェスチョンでナチスに入党し、次第に力を発揮し、大幹部にまでのぼりつめていくハイドリヒの軌跡を追っていく。後半は、一転して、そのハイドリヒ暗殺のために、連合国側から送り込まれた2人の若い兵士を中心に、現地の協力者も交え進行する作戦を描いていく。

監督のセドリック・ヒメネスは、敢えてこのかたちをとったのだと思われるが、暗殺される側と暗殺する側を対等に描きながら、戦争という狂気をあぶり出そうとしたにちがいない。またヒメネス監督はアクション場面にも創意を発揮しており、教会のシーンや水なども効果的に使い、戦争というものの無意味さを視覚的に描いているように思う。リアリスティックに進んできた物語の最後に、不思議なシーンが置かれているが、ここに監督の思いが込められているようにも感じられた。
悠

悠の感想・評価

3.0
ナチスシリーズ。
観ても絶対爽快な気分にはなれないので
気合を入れて観に行きました。
第三の男、ラインハルト・ハイドリヒのお話…
かと思いきや途中で視点が変わるって言う(笑)
欧州映画は私はまだまだ経験値が浅いので
展開とか楽しいです。もっと色々観ないとな~

さて、てっきりドイツ語かと思ってたのに英語でした。
残念。どうしても敵国だった国の言葉だから違和感凄いんだよね(笑)
仕方ないけどね!!

冒頭の展開が謎を極めてたんだけど
\突然のセックスシーン/
そしてモザイク!(笑)
笑いどころなのか…?冗談です。
これで、残虐なシーンも含めてR15+なのか~なんて
まぁ、これが原因?で海軍退役してSSの道を爆進するんだけど、
正直描写としては不要だったのではないかと。
軍法会議のシーンだけで良くない?
その分もうちょっとハイドリヒの内面に迫ろうよ。
「金髪の野獣」っぷりがあまり伝わらなかった…
それにしてもドイツ貴族の女性は強いな!
逞しい。
そして大戦に負けてこの辺の自尊心を徹底的に
英仏が虐めたので結果としてのナチス台頭なんだろうなって毎回思います。

途中から視点が暗殺実行犯側に移るんですが、わりと唐突だったような?
そして実行犯の方がドラマチックなので最終的に印象は
こちらのチェコ人の方が強いです。

そもそも原作を未読なのが私に問題はあるのだけど、
原作:Himmlers Hirn heiβt Heydrich
原題:THE MAN WITH THE IRON HEART
邦題:ナチス 第三の男
なので、こう…普通は主役がハイドリヒだと思うじゃん?
でもハイドリヒについてはなんかどれもインパクトが薄くて
暗殺実行犯グループの動向や心情とかの方が魅力的に見えます。
だから正直後半の方が面白いし、
ハイドリヒのやった事とか内容に関わらず
後半の方が緊張感があって良かった。
そうするとタイトルがな…って。
シンプルに「暗殺」だけでも良いくらいの。

最後にヤンとヨゼフの出会いのシーンを持ってくるのしんどい。

結果的にNO.3を殺っただけでは事態は回復どころか
悪化するんだなぁ、と。
もっともナチスはヒトラーに絶対的な力があったからだろうけど。
暗殺に成功しつつもスカッと爽快にならないのが現実…か。

第二次世界大戦の映画を観ると毎回思うし書いてると思うのですが、
日本が島国で良かったな、と。
夏は台風で守られてたのではないだろうか…
欧州の状態、チェコやポーランドを見ると本当に辛いし、
もし日本が陸続きだったらきっと同じ感じなんだろうなって思います。
飛鳥

飛鳥の感想・評価

3.2
ハイドリヒ視点の作品かと思っていたら、ハイドリヒ視点とハイドリヒ暗殺を実行に移したチェコの青年視点の二部構成だった。
ハイドリヒ暗殺計画を描いた同じ題材なら『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』の方が面白いと思った。
最近公開されたナチス物の中では特に中身が無いと感じたけど、ハイドリヒ妻の「男らしくなさい!」みたいな台詞があったことで、悲惨な当時の状況を悪化させたことの一つの要因として、男性性の強要だったのではないかと再認識させられた。
ハイドリヒの視点から全編描くものだとばかり思っていたら、後半は傑作『ハイドリヒを撃て!』と同じくレジスタンス側からのエンスラポイド作戦を描いていました。

その結果、満遍なく網羅したやや薄味な作品になってしまったように思います。

ハイドリヒがどういった人物で、その暗殺計画がいかなるものだったのかを知るためのちょっとした勉強的な意味では観て損はない作品かなという感じです。

映画としては『ハイドリヒを撃て!』をオススメします!
秋野

秋野の感想・評価

3.6
虐殺を具体的に映像化していて、ハイドリヒ、ナチスの罪を突き付けてくる感じだった

ハイドリヒ、そして彼を暗殺したヤンやヨゼフの日常シーンが印象的だった

ラスト……ラスト……
過去現在未来の見せるタイミングが巧みだった。登場人物それぞれの“死際”のシーンも、ホロコーストによって民間人が射殺されるシーンも、全て丁寧に描写されていた。これら死の描写が結構好きかもしれない。
ミ

ミの感想・評価

4.0
オコくんことジャックオコンネルくんが素敵でした
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