かつてスケボのチャンピオンだったキム(フェリシティ・ジョーンズ)は母親の事故死を機に競技を止めていた。雪山の別荘でバイトすることになったキムは友人を作り、スノーボードと出会って再び輝き始める。
この映画は存在すら知らず、全く期待せずに観たけど、けっこう楽しかった。
ストーリーは平凡で、はっきり言って薄い!
でも、雪山が最高に美しく、スノボがカッコいい!!
度々、広大なゲレンデを滑降するシーンが出てきて、あれはどんだけ気持ちいいんだろう。羨ましすぎる!
自分はスキー派だけど、スノボもいいなーって思ってしまった。
もうひとつ。あんな別荘でどんちゃん騒ぎして、乱れまくるふざけた生活してみたい!
個性的な登場人物たちは、あまりにステレオタイプすぎて怒る気も失せる。笑
いちおう、フェリシティ・ジョーンズが可愛さ振りまきながら、悲しみを乗り越えて再生していくのがメインストリームなんだけど、豪快なバカ騒ぎと雪山の滑走だけで十分な作品だ。
恋愛パートは全く邪魔でしかなかった。
かつて彼女がスケボで活躍して、母親がいた頃をしっかり物語に入れて、スノボの上達の様子にもっと時間を使えば、この映画はもっともっと面白くなったんじゃないかなー。
主演男優賞はビル・ナイ!
余裕の演技がホントに最高。怖いブルック・シールズを向こうに、貫禄の演技で笑わせてくれる。
エンドロールの映像も必見だ。