火星旅行の想定実験で、4人のクルーが400日間地下に閉じこもる。
だが様々な異変が起こり、彼らが地上へ出てみると・・・という話。
変わり果てた世界は現実なのか、それとも心理実験が続いているのか。
前半が地下空間での心理劇、後半が外に出てからの冒険という構成。
この種の謎が謎を呼ぶタイプの映画は、いかに観客をミスリードし、世界観の秘密をクライマックスで衝撃的に明かすかにかかっていると思うけど、残念ながら本作はここが下手。
肝心の秘密は早々に開示され、そこからの展開がありがちで陳腐過ぎる。
ラストも、あれじゃあ捻った事にならんだろ。
観客の想像力を全く越えられなかった。
