結婚45周年を迎え、パーティーを企画する老夫婦。
人生を振り返る時期に差し掛かった二人に手紙が届く。
それは夫が妻に出会う前に山岳事故で亡くした恋人の遺体が見つかったというものだった。
当時の姿のまま氷に閉じ込められ、若いままの昔の恋人と年老いた男のＳＦじゃないウラシマ効果の話…ではなく。
妻視点の物語です。
自然なセリフと描写で人物を浮き彫りに。無駄のない脚本、演出に加え、役者の演技力でしっかり見せきる職人芸。
もちろん邦題が「さざなみ」というだけあって音響効果も素晴らしい。
メチャ巧くて感動しました。
特に後半の妻が屋根裏でこっそりと夫の思い出の品を見つけてしまうシーンは撮影も凄い。
