さざなみの作品情報・感想・評価

「さざなみ」に投稿された感想・評価

踊る猫

踊る猫の感想・評価

3.4
点は低くなったが駄作だとは思わない。丁寧に夫妻の心理、元カノに未練のある夫とその夫の執着に嫉妬を感じる妻の焦燥を見事に描いていると思う。計算された構成もまた見逃してはならないだろう。ペース配分は良く出来ている。では何故点が低くなったのかは、結局この映画の妻が夫に対して抱く嫉妬が地味なものであり、「45 年間」という時間を費やして来たその重みが描かれていないことに尽きる。もう少し夫妻の重ねて来た時間を匂わせる描写や、妻のヒステリックな錯乱等を描けば良かったのではないかと思うのだ。だが、「敢えて」そうしなかったことにこの映画の美点があることも分かるので結局は「好みの問題」なのだろう。「水」が象徴的な役割を果たすことも確かで、川辺の場面や氷漬けになった恋人の逸話、地球温暖化で氷が溶けて行く話など随所に張り巡らされた仕掛けにも注目しないとこの映画は楽しめまい。
さざなみ。穏やかな響きの後ろに大波の予兆を感じる。幸せな余生のスタートラインで肩を並べていたはずの夫。このタイミングで何故、なかったことにできない告白をするのか夫よ。墓場まで持っていけよ。知ってしまった妻はもうどこにも戻れない。愛を育てた時間がどれだけ長くても…。その後の夫婦を思うと目眩がする。
chaaaanpon

chaaaanponの感想・評価

3.7
き、きつい…胃がキリキリします。ケイトが終始物憂げな、疲れた、泣きそうな表情をしてるのがつらい。ジェフのスピーチは完璧だったし、老いさらばえたときにあの言葉を聞くためだけに結婚したいくらい。だけど、、
敬愛する町山智浩さんがこの映画に似ていると引き合いに出していたレイ・ブラッドベリの「全世界のあらゆる小説の中で、最も短くて、最も悲しくて、最も美しい話」である『みずうみ』を事前に読んでいたんだけど、まさに男女逆転した目線で描かれていた!今までとはまるで別人になってしまったのは彼のほう。でもその変化はじわじわと彼女にも影響を及ぼす… もっとケイトの笑顔が見たかった。美しい邦題!
kaji

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3.8
好みは分かれるかもしれないけど、個人的には好きな作品。
うーん。その人の全部を
知っときたいわけじゃないけど
この映画みたいに
45年仲良く連れ添ってたのに
一通の手紙のせいで、それを壊され
前の恋人の事を話すようになったり、
考えてるのを匂わせるようなことを感じたら嫌な気持ちはするよね。
あのスピーチも全然頭に入ってこなかった。
ただ、感情移入はできない。
どっちにも( ´・ω・`)
なつこ

なつこの感想・評価

3.6
まさに「さざなみ」
すべては些細なことで、何か事件が起きたわけでもないのに、胸がざわざわする。

昔の女の話をことある事に聞かされる妻の気持ちも考えろ、って話だわ〜と、ゆるく観てたんですが、ラスト何?どういうこと?!

旦那さんはただノスタルジックになってるだけで、浮気した訳でもないし、ちゃんと妻のことを想ってる。
なのにケイトは自分を卑下したり、ひとりでなんか悶々としていて。
スピーチ後のリアクションとかラストカットとか、え?え?ってなりましたよ!

終わり方が思い切り良すぎて、観てる方はめっちゃざわざわしてるんですけど!
これで終わりですか!?
私は今、あの旦那さんのことが心配でなりません!
▓

▓の感想・評価

3.0
極まってカットされるホラーのやつ
ダサさもあったけど距離で気にならない
ランプリングなのが時々邪魔ではあった
予告で見た印象どおりの物語であった

徹底して想い出に対しての男女の違いというものが描かれていて
ラストも普通であればいい感じのラストになるところが
そこまでの妻の言動、気持ちを思うとなんとも言えないラストになっている
薄

薄の感想・評価

4.0
「さらば愛しき女よ」を観た数日後に観る。たった数日でランプリン歳取ったなあ……。

ある日夫に送られてきた手紙をきっかけに主人公の心にさざなみが立つ様子、ただそれだけをえがいているのが潔い作品
数日間の感情の動きをじっくり描いてるだけに濃密でさざなみが表面に現れたその時にラストを迎えるのもインパクトある。

今後二人がどうなるかは意見が分かれるところで映画を観た後にそういう話をすると盛り上がりそう。
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