さざなみの作品情報・感想・評価

「さざなみ」に投稿された感想・評価

踊る猫

踊る猫の感想・評価

3.4
点は低くなったが駄作だとは思わない。丁寧に夫妻の心理、元カノに未練のある夫とその夫の執着に嫉妬を感じる妻の焦燥を見事に描いていると思う。計算された構成もまた見逃してはならないだろう。ペース配分は良く出来ている。では何故点が低くなったのかは、結局この映画の妻が夫に対して抱く嫉妬が地味なものであり、「45 年間」という時間を費やして来たその重みが描かれていないことに尽きる。もう少し夫妻の重ねて来た時間を匂わせる描写や、妻のヒステリックな錯乱等を描けば良かったのではないかと思うのだ。だが、「敢えて」そうしなかったことにこの映画の美点があることも分かるので結局は「好みの問題」なのだろう。「水」が象徴的な役割を果たすことも確かで、川辺の場面や氷漬けになった恋人の逸話、地球温暖化で氷が溶けて行く話など随所に張り巡らされた仕掛けにも注目しないとこの映画は楽しめまい。
シャーロット・ランプリング目当てで視聴しました。結婚45周年を迎える老夫婦の元に一通の手紙が届く。夫が結婚前に恋人だった行方不明の女性が発見されたと云うしらせ。夫と妻の気持ちのすれ違いとお互いへの想いがじわじわと表面化して行くのが良い。さざなみと云う邦題も言い得て妙で、個人的にもベストタイトルでした。
hasse

hasseの感想・評価

3.3
良くも悪くも男と女の違いがみれる映画

どれだけ妻が夫の些細な変化や異変に気付いても夫は妻の異変には気付けないのねん


…私ってやっぱり限りなく脳が男寄りなんだろうなぁ(´・ω・)
YoshiMia

YoshiMiaの感想・評価

3.6
あかーーん!こんな夢も希望もない映画作っちゃあかーーん!!!
結婚45周年。子供には恵まれなかったが仲良くやってきた夫婦。ある日、夫の元恋人が交際時のままの冷凍死体で見つかったと知らせがきて、その日から妻の心のモヤモヤが消えず…というお話。
皆さんが書いてらっしゃる通り、

まさに"ブルーバレンタイン"
夫婦間の摩擦が老後に起こったバージョン。






基本的に自分と出会う前の恋愛は
気にならないし
その人が自分の愛する人の人格の一部を
作ってくれたんだ、と思うと
大事な存在ではあると思うんだけど


この夫は
自分がノスタルジックな気分に浸るのはいいけど奥さんにシェアし過ぎね。

でももう死んだ訳だし
大昔のことだから分かってくれると
思ったんだよね、それも分かる。


妻は妻で、
頑張って夫のノスタルジーに付き合おうとして、でもしんどくて
"もうやめて"って
何度もヒントを出すんだけど
夫は気付く気配もない…



このやりきれない感じ
まさにブルーバレンタイン😭👉
観ててつっかれた〜〜


"スイミングプール"
って映画も個人的には好きなんだけど
シャーロット ランプリングって女優さんは


粘着質な役どころがほんと上手!

演技リアル過ぎてこの顔生理的に無理んなった!



2人のセックスシーンも衝撃的。
でもあれが70歳のリアルなんだろう。
イケただけ凄い方なのかもしれない。


この後にナイスガイズ観たかった(´;ω;`)
Tiara

Tiaraの感想・評価

4.5
旦那が余りにも鈍感
それでも二人の間に流れる阿吽の呼吸は
揺るぎないと信じる妻
Cランプリング演じるケイトの内側で
静かに湧き起こる嫉妬
ジェフの正直過ぎる言動が彼女を追い詰める
ラストの微妙な表情が記憶に焼き付く
chika

chikaの感想・評価

3.8
イギリスと老人という私的趣味ど真ん中なテーマ。
静かで穏やかで、贅沢すぎない幸せな生活にひたひた迫る過去の津波。

火曜日の「彼女も鉄砲水で流される 僕らの死後に」って言葉にうぇってなるほど苦しくなった。
yasu

yasuの感想・評価

3.5
ともに暮らした歳月が長いほど、夫婦の仲が深まるというのは幻想である。結婚前に一緒に暮らしてみないと相性なんてわからないという人もいるが、所詮、人間は見たいものしか見えないのだ。
ただ、懐かしい思い出を語り合うことのできる人がそばにいるということは老いた日々の寂しさに少しだけ色を添えてくれる。「思い出の写真や孫がいなくても、あなたが側にいてくれれば」そんな45年目の妻の淡い期待と日常が無残にも壊れていく。
ともに暮らした月日が裏切りの積み重ねであったことに気づいた時の演技が素晴らしい。朴訥で不器用に見える夫の心の奥に隠された秘密になぜ気づかなかったのか。45年目にして生まれた自分への怒りと後悔。
若い二人なら、明日の日曜日に大げんかしてやり直せるかもしれない。でも、はるか昔にボタンを掛け違えた二人はどうすればいいのか。エンドロールの向こうには寂しい二人の背中が見える。その一つはあなたかもしれない。
Haruki

Harukiの感想・評価

4.2
ランプリングとコートネイの夫婦像が見事。ちょっとした綻びからどんどん壊れていく、人間関係の悲しさが描かれている。

音楽もほとんどなく、2人の静かな演技で激しい感情を表現している。

ランプリングの演技が評価されたが、コートネイの演技もかなりいい
>|