さざなみの作品情報・感想・評価

「さざなみ」に投稿された感想・評価

Kino

Kinoの感想・評価

4.0
昔の彼女の訃報から、過去を語る夫、動揺していく妻。いくら歳を重ねても一通の手紙で脆く亀裂が生じる。一度生まれた疑心というのは中々拭い去れないものです。煙が目にしみる。
振り下ろした手の続きまで見せてほしかった。大きな山場もなく退屈に感じてしまった
siho719

siho719の感想・評価

3.4
45年も連れ添ったあげくに秘密が発覚したり過去の恋愛に縋られたらたまったもんじゃないよ…っていうのが率直な感想。45年も連れ添ってあんなこと突き付けられるなんて悲劇です。「結婚」というものに対して未だに自分の中で理解しきれない部分もあってその気持ちを助長するかのように結婚というものが恐ろしくなりました。他人の気持ちなんて自分の意思ではコントロールできなくて「誰か」が伴うことに人生の全ての価値や幸せを見出すのは極めてリスキーなことだと思っている反面「他人は信じられない」って卑屈になっているわけでもなくて…。いつか何も考えず衝動的に結婚したいと思うような出会いがあるのかもしれないけど、95%の気持ちではやはり結婚は自分にはできないと悟った。繰り返しになるけど45年連れ添ってあの結末はあんまりすぎました。
妻の心理描写が絶妙だった。

男の人は単純で正直で、女性はいつでも凛としていたいし愛されていたい。

昔の恋人の話を今更聞かされて、心を奪われた様子を見せられて、なんとさみしい気持ちだろうと思った。

他の方のレビュー読んでラストシーンへの解釈が広がりました。
わたしにはまだすこし大人すぎたかもしれない。

空気感もとてもよかった。
さき

さきの感想・評価

-
わたし、夫と同じことしてしまうと思う。でも奥さんの気持ちも痛いほどわかる。

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー全体に対して、共感できないところもあったけど、結婚45年も経って、こういう生々しい感情が出てくる夫婦もいるんだと思った。
シャーロットランプリングの良さがすごく出ている映画。淡々と一週間を描いている中で、妻の感情の動きが楽しめる。
もし自分が妻の立場ならどう思うのかと考えさせられた。一度きりの人生、誰にでも思い出の聖域があって、たまには振り返りたくなるよね、と思ったけど、夫の元恋人が妊娠していたということが、ものすごく大きな衝撃で、自分たちに子供がいないことと比べてしまったのだろうと思う。
PalmaRosa

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3.5
まさにタイトルのように心がさざなみ立ってくる。
熟年夫婦といっても、いつまでも男と女なのだ。
dsqu23

dsqu23の感想・評価

-
まだ経験値たらなかった
老夫婦が主役の映画って、昔から好きなんですよ。
古くは「黄昏」、最近では「愛・アムール」なんてところでしょうか…

夫婦を演じるのが思い入れのある役者なら尚更です。
彼らのキャリア、そして彼らが生き抜いた時代。
それらが老いた彼らの演技に二重、三重と、否が応でも被さるんですね。

シャーロット・ランプリングとトム・コートネイが結婚45周年を祝うパーティのBGMのリストの一番のメインディッシュに選ぶのが「煙が目にしみる」……??

…いや、そこはアンタ、「恐怖の頭脳改革」でしょうが!

いくら人の良さげな枯れた老人を演じても、騙されませんぞ。

45年という長いクロノスな”時間”は、互いに慈しみながら刻み込んでいった、彼らだけのかけがえのないカイロスな”時間”であった。
しかし、それを彩り、支えていた情愛という土台が、夫の過去にまつわる、ある出来事によって、その全てが虚構だったのではないか?…という疑念が妻の心に芽生え出します。

初めはほんの小さなシミだったのが、徐々に確信に変わっていきます。

70歳を過ぎた老女が、その疑念によって繊細な乙女のように……

って、アンタ、スインギング・ロンドンのアイコンやったやん?

イケイケやったやん?

…と、まぁ、実に感慨深い(どこがやねん)ドラマでした。
スミカ

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3.5
夫は過去の恋人の思い出を後生大事に抱えていて、そのことを知った妻が今更傷つくなんて考えもしてないんだけど、妻の方はさーっと気持ちが冷めてしまっていく。
長年連れ添った夫婦でも他人同士だということを、否応なく思い起こさせられた。
デニムとカーディガンのシンプルな服装が素敵。
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