リコ

パディントン 2のリコのレビュー・感想・評価

パディントン 2(2017年製作の映画)
4.3
今回も、ほっこりもふもふ。
ロンドンの街だけでなく、ビクトリア朝時代の牢獄ですら、パディントンにかかれば、パステルカラーの楽園になる様にニッコリ。おじさんたちが輪踊りをするショットには不覚にも涙が…。
怒りの目、女好き?の警備員、ブラウンさんのワイルドな過去など、前作のネタもふんだんなので予習必須!

移民排斥の風潮への、分かりやす過ぎるくらいなアンチテーゼ、多様な隣人愛の歌い上げっぷりも微笑ましい。

ファミリー映画にケチつけるのも野暮だけど、前作で良い味出してたカリーさんが余りにも偏狭で戯画的になりすぎて、ちょっとガッカリー。彼は、我ら凡人の最低限の良心を体現しているキャラだったと思うので。
それと、土壇場で正論をぶつのは今回もブラウンさんだったので、次作るならサリー・ホーキンス(最高!)演じる奥さんに啖呵をきってもらいたいね。
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