いやー、これは素晴らしい！
イントロの出勤シーンからエンドロールまで全く途切れることなく楽しませてくれる。パディントンというキャラクタを通してイギリスの社会を描くと言う点ではありがちな手法なんだろうけど、とにかくテンポ良くて見せ方が上手い。
この作品に出てる俳優さん、それぞれみんな持ち味があって楽しいんだけど、中でも悪役のヒュー・グラントさんと料理下手な怪力コック、ナックルズ役のブレンダン・グリーソンさん、どちらも存在感あって良かった。
そんな俳優陣の演技を無駄遣いせず、作品の「自分が異なるものを受け入れたら自分も受け入れられる」ってメッセージに繋げてるのが秀逸。おそらくほとんどの人に気持ち良く受け入れられるだろうし、誰にでもオススメできるという点では間違いなく今年一番の出来だと思う。（まだ１月終わっただけだけど）
ただ一方で、移民の問題としてみた時にそういうポジティブなメッセージで良いのかってところはあって、こちらの方のレビューにも同意してしまうんだよね。
https://filmarks.com/movies/65288/reviews/43847665
映画としてはもちろんこれはこれで良いんだけど。
