ぺっこり180度

パディントン 2のぺっこり180度のレビュー・感想・評価

パディントン 2(2017年製作の映画)
4.1
激烈愛おしき優しい世界💕✨💕✨
キュンの塊!
荒唐無稽な設定もここまで振り切ってるとすがすがしく、嘘も本当になるレベル。

主人公は、モフモフの小熊パディントン。
ぱっと見優しいだけの世界かと思わせつつ、「遠い国からやってきて生活習慣も何もかも違うこのロンドンで、全ての人に誠意を持って純粋に懸命に暮らすパディントン」は、イギリスに多く暮らす「移民」の暗喩であったりするとかしないとか。なので、ただ単にかわいいだけじゃないのよっていうのも本作の魅力の一つ。
でも、なんか、そんなのどうでもよくなるくらい、全編優しさと愛しいとかわいいが怒涛の波状攻撃で、もう、キュンの嵐!

家具や小物や衣装などのデザインの素晴らしさも見事。
監獄のフラミンゴたちのかわいらしさ、お洒落なカフェのように変貌する食堂。
ポップアップブックや移動遊園地の素敵さ。などなどなどなど、細々としたところまでクオリティ高~て感じで見ていて本当に楽しい。

今回の敵役は、ヒューグラントさん。多分めっちゃこの役を楽しんでる。
前作の敵役のニコールキッドマンさんも楽しそうだった。そういうのもこのシリーズの楽しさにつながってる。

最高にぐっときたのは
「心を開けば足も開く」
深夜に観ていたのに思わず大声で吹き出した。

そしてラストシーンまで、無駄なく無理なく楽しく、本当にいい気持ちを味わわせてくれる。
好きだなあ。

続編も作られるかな?あると嬉しいなあ。