あさのひかり

プレーム兄貴、王になる/プレーム兄貴、お城へ行くのあさのひかりのレビュー・感想・評価

3.7
近所のシネコンが、このタイミングでインド映画推してくれてるので何とか観れた作品。なのだけど、ところどころ細かいところでドン引きしてしまい、いまいち乗り切れなかったのが私の敗因かなー、「バジュランギおじさん」は大好きだったので、その感じで期待したほどは楽しめなかった。

華やかさ楽しさをちりばめたダンスいっぱいなところやら、唐突に始まる戦闘場面やら、強引な大団円は「インド映画観てる!」っていう満足感はたっぷり(言い方は悪いけど誉めてる)。

そして、私としては、姫があまりに美しくてあまりに女子として真っ当なところが何より良かった。姫のファッションもうひとつひとつ楽しみだったし、この話の一番魅力的な部分もそこ。そんな姫に「惚れてまうやろ」の切なさ満載だったサルマンさんの演技が、個人的この映画一番の見所でした。私の中の「ベスト・オブ・惚れてまうやろ」です(何だそれ)。

あと、ムケーシュさんはせっかくいい男なのにセカンドポジションな役ばかりはもったいない、この人の主役も観てみたい、とか思ったり。他には、あの写真家の扮装って、あの映画監督に寄せてますよね(こういうところもなんかインド映画らしい感じする)、そこかなりツボでした。
あさのひかり

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