公開当時、観に行く予定でしたが、色々折り合いつかず断念した映画でしたが、映画館で鑑賞すべきだと後悔しました。
予告編を見る限り、ある程度ラストまでの内容がわかってきでいましたが、中盤から意外な展開で驚きました。その展開がテンポ良さを上げていて、素晴らしいエンタメ作品でした。
この職業のリアルな部分と、そうでない部分では、そうではない部分が多いのですが、個人的にはそれがエンターテイメント性を増幅させていて気持ちよかったです。
ただ、結構な割合で猥談や、セクシーな女性が出てくるので家族や友達と観ると気まずくなるので要注意です。
途中、行川が芸能カメラマンの仕事を最悪から最高になるのにしたがって、映像的に観てる側が段々楽しくなるように仕組んでいるのも秀逸で、憎い演出でした。
主演の福山雅治は、あれだけクズな役でも、逆にワイルドな雰囲気が出ていて、流石だなと思いました(?) スキャンダラスで話題性に富んだゴシップが、バンバン雑誌に載っていくのは、昨今の週刊文春などが話題の時代に合っていて、面白かったです。
他にもロバートキャパの伏線や、リリーフランキーの凶悪に匹敵する演技、頭に残る音楽など色々語り尽くす所がある素晴らしい映画でした。映画的な要素が多い映画でもありました。
