ラブシーンが無駄に長いのと、物語の後味の悪さが印象的な一作。
写真週刊誌業界をいろいろと取材しているのはわかるが、盛りすぎで悪のりしすぎ。ああいう世界の住人が、悪びれもせず、自分の仕事をクソみたいに言うのも興醒め。マンガで何度も見た光景。
不肖、宮嶋がちょこっと出演してて、ああ、この人は物語の福山が演じたカメラマンと違って、表の世界で自分が目立ちたいんだな、と思った。
リリー・フランキーの狂気の演技をして賞が与えられたが、こういうタイプの演技を素晴らしいという流れも飽き飽きしないか。もっと、普通でいい。