ゆみモン

命のゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

(2002年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

発売当時、柳美里の原作を読んで、東由多加と柳美里の常人には理解し難い関係や、ここまで自分たちをさらけ出して書く作家の業?にショックを受けた。

過去に10年間同棲していた柳美里と東由多加。別れてから柳美里は別の男の不倫の子を身籠る。そして、東由多加は癌により余命宣告を受ける。
出産・子育て・看病…を共同作業とするように、二人はまた共に暮らし始めた。
それは男と女というより、「家族」「同志」であった。
お互いに著名人であったからできたのかもしれない治療や生活。しかし、それは想像を絶する壮絶なものだった。

江角マキコ、豊川悦司をはじめとするキャスト陣がはまり過ぎていて、ちょっと強すぎる(キツ過ぎる)感じすら受けた。

人のプライベートではあるが、丈陽くんはどのように成長しただろうか? そして丈陽くんの実の父親は何を想っているのか?…知りたい気もした。