き

ジョン・ウィック:チャプター2のきのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初っ端から、曰く《カー・フー》アクションがド派手に展開。
続くスタイリッシュでクールな《テイスティング》シーン、息をつく暇もなくドラマティックな戦闘シーンが連続する。
否応無くテンションはぶち上がり、映画館であるのも忘れ思わず声が出そうになるほど。
派手カッコイイな〜、ズルいな〜、でもこれもカッコイイけどやっぱり派手すぎないかな?前作のちょい地味な方が好きだな〜、
なんて贅沢なことを考えていたら、冒頭ではごつい銃装備のオンパレードだったのがあれこれあって手元の銃弾は7発、拳銃一丁という軽装備になるジョン。そして前作を彷彿とさせる華麗なガン・フーアクションが展開!
これまた、待ってましたと拍手を送りたくなった。本作の観客が待ち望んでいることを完全に把握しており完璧なタイミングで与えられ、もうこれは勝てません。

そして今作では一作目よりも《復讐する男の哀しさ》が色濃く描かれていた。
その加減も絶妙で、ともすれば安〜いしみったれた作風になってしまう所を、あくまでエンタメ映画ですよ、とでも言いたげな程よさで重すぎない所がいい。

前作よりド派手にパワーアップしたアクションあり、視覚に訴える鮮やかな煌びやかさあり、最後はエーッオイオイ!と言いたくはなったが来るであろう次回作への楽しみと思えば、オールオッケーです。

ちなみに一作目でも思いましたが、本作では女殺し屋によく描かれがちな「無駄なセクシーさ」が皆無で、むしろ散りざまはカッコ悪い(そこがむしろ、かっこいい)ところが素晴らしいですよね。
そしてダサい3、カッコイイ15って感じの、10割を無茶苦茶にオーバーしたようなカロリーの高さが本シリーズの魅力に思う。
き