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ジョン・ウィック:チャプター2のtakumiのレビュー・感想・評価

4.3
待ちに待った続編、アクションは前作以上、とても楽しかった。

前作から5日後を描いた本作。初っ端からカーチェイスで飛ばしまくる。愛車マスタングを使ってのカー・フーはなかなか愉快(愛車もっと大事にしろよ…)。

襲ってくる敵の数は前作以上、拳銃メインだったガンアクションも今回はアサルトライフルにショットガンとバリエーション豊か。リロードの素早さにも磨きがかかる。容赦なく頭をぶち抜くスタイルや柔道技の豊富さも前作超え。明らかに燃えよドラゴンを意識した鏡の間でのバトルも面白い。

コモン演じる殺し屋カシアンとのタイマンも良い。寝技投げ技にナイフや拳銃を合わせたスタイルは斬新。最後に倒す際の決め手が分かりにくかったのは残念だが、とても良かった。

ジョン・ウィックの、邪魔してくるやつは皆殺しという迷いの無いスタイルは最高だが、ストーリー自体は第三作へのつなぎ感が強くて非常に残念。だが一方で殺し屋社会のディテールやコンチネンタルのサービス(特に銃ソムリエには笑った)など、独特の世界観は相変わらず素晴らしい。銃の説明や使い方などはリアルを追求していて、ミリタリーマニアも必見。

まさしくノンストップキリングアクションな本作。前作を超えてはいないと思うが、前作が好きなら確実に楽しめる。続編が楽しみで仕方がない。
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