skm818

ジョン・ウィック:チャプター2のskm818のレビュー・感想・評価

3.9
冒頭5分でいったい何人殺してんねんまだタイトルも出てねーぞっつー凄さだったが、意外と話はあっさり感。世界中の殺し屋に狙われるという触れ込みだったが、そこについてはあれだけかい。姉を殺せと依頼しといて、依頼通りに仕事をすると、今度は姉を殺した者に復讐するのは当たり前って、お前いったいジョンになんの恨みがあんの? 家を焼いたことで復讐されてはたまらんと思ったのだろうか。
殺し合いシーンが多く、ややダレるかなと思ったが、一応飽きさせないような工夫はされていたと思う。遺跡?を利用したっぽいコンサート会場(てかこれダントニオの姉の城?)とか、美術館とか、鏡の部屋とか、人混みで消音ピストルで撃ち合うとか、噴水ごしとか。こんな人がいるとこで撃ち合って流れ弾で死人が出たりしないのかと思うが、そういう場面は描かれない。てかいくら依頼が出たからっていきなりわかりやすく襲いかかってくるニューヨークの殺し屋たちバカっぽすぎる。
ただこのシリーズの魅力はアクションだけじゃなくて、殺し屋御用達ホテルをはじめとした数々の殺し屋のためのインフラだとか、個人的なネットワークで必要なものが揃うとか、犬やら家やら車やらに執着しまくる主人公とか、その辺りの世界観だからなー。そこら辺は今回も魅力的。英語、ロシア語、イタリア語、アメリカ手話と言語も多彩で、出てくる人種もいろいろで、今どきの映画だなあ。あの相撲レスラーなんなん? 相撲取りがなぜニューヨークで殺し屋を?
そーいや殺し屋たちはほとんどがスマホじゃない携帯電話使ってるようだが、これっていつ頃の設定なんだろう。アカウント部などが使ってるPCの画面も古めかしい感じ。
カシアンやあの手話の女の子との再戦もありそうだし、規則を破って除名され、殺し屋用インフラの恩恵を受けられなくなったジョン・ウィックが今度はどう戦うのか? 次回が楽しみ。
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