けだもの

ジョン・ウィック:チャプター2のけだもののレビュー・感想・評価

4.0
本来の公開日から遅れる事2ヶ月、地元でも公開されたのでようやく見ることができた。
このシリーズは「ストーリー?そんなものは二の次!まずアクションを楽しめ!」と言わんばかりの、まるで一昔前のアクション映画のような雰囲気がとても良い。主人公がわりとボロボロになるという点は違うものの、そんな状態でも次々と敵をなぎ倒して行く様は人を殺しているも関わらず爽快さすら感じる。
そのアクションは前作を遥かに上回る派手さ。相手にする敵の数がガッツリ増えたおかげで息つく暇もないという言葉がピッタリのすごい見応え。
特にパーティ会場から地下道へ逃げながら戦うシーンは、数あるガンアクション映画の中での一つの完成形と言って良い気さえする。
メインが弾切れ→即座にサイドアームを抜いて攻撃するってのは浪漫。
コンチネンタル所属の武器屋や仕立て屋が無駄にスタイリッシュなのがまた馬鹿馬鹿しくて、でもそれがなんだか妙に説得力があるというか、プロっぽく格好良く見えるから不思議。たまらない。
ストーリー上、3ではそれらの助けは得られなくなってしまったようだが、その辺りは逆に上手く利用して話を盛り上げて欲しいところ。

それにしてもあの世界、プロの殺し屋がそこらにいすぎでは……
カシアンとアレスは今回限りなのが勿体無いくらい魅力的なキャラだった。
アレスはともかくカシアンは実は生きてましたってことで次でも出てこないかな。
けだもの

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