中庭

ジョン・ウィック:チャプター2の中庭のレビュー・感想・評価

2.6
一人ずつ脳を潰して再起不能にしていくジョン・ウィックの殺人術は、同じ目的に基づいて何度も反復されるにも関わらず視覚的な快楽が損なわれにくい感じがある。『ザ・レイド GOKUDO』を見ていたときには、そういった型の繰り返しに少しダレる感じがあったのに(息が止まるような膠着状態が途切れた瞬間に戦闘が始まるのだけれど、その度にまたか、と思わせる何かがあった)、何が違うか。キアヌ・リーブスの映画的な身体性の豊かさ?重火器を使うから(たしかに今シリーズでは肉体のみで戦闘が始まるときにはそれまでのアクションシーンと趣が変わり、息遣いや鈍い打撃音でゆったりと構成されたものへ変貌する特徴がある)?
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