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ジョン・ウィック:チャプター2のsiaのレビュー・感想・評価

3.4
ババヤガの復讐劇再び!

個人的に『ジョン・ウィック』の魅力はアクションシーン以上にユニークな殺し屋社会の描写にあると思います。
今作でもそんなシーンをたくさん見ることができたので良かったです。
コンチネンタルって世界中にあるんですね。

世界観も殺し屋たちとの戦いも前作よりぐっとスケールアップしており、続編らしい展開を楽しむことができます。
序盤はちょっとペースが遅いかなと感じましたが、話が動き出してからのバトルに次ぐバトルはやっぱりハラハラさせられました。

情け容赦ないガンアクションも相変わらずカッコいい。
ただ、良くも悪くも前作とあまり変わり映えはしません。
だから期待通りのものが見れるという点では安定してるんだけど、新鮮味はどうしても薄れてしまいます。

主人公の戦う動機も前作に比べると受け身な感じで少しインパクトに欠けるかな。
やっぱり前作で一番キャッチーだったのが飼い犬の復讐っていう動機だったんですよね。
そこが無くなってしまってよくある復讐モノになっちゃったなという気はします。

でも次回作への興味を引く終わり方は期待が膨らみます。
ジョン・ウィックって最強の主人公かと思いきや毎回意外とボロボロになりながら苦戦するんですよね。
そこが面白いところでもあるんだけど、次はもっとバリバリ殺していくシーンが見たいかも。
チャプター3ではマンネリにならないような新しい仕掛けを期待したいところです。
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