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ジョン・ウィック:チャプター2のesuranのレビュー・感想・評価

3.9
前作にハマれなかったのに、二作目はハマれました。前作は怒りのままに、プロが一人で組織をぶっ潰す復讐モノでしたが、今作はまた事情が異なり、その事情がハマれた理由なのかなとも思います。

殺された犬と盗まれた車が前作の動機で、その5日後の設定。車は取り返してきものの、結構自分から車ベッコベコのボッコンボッコンにするじゃないですかジョンさん!!笑

と、ツッコミたい気持ちを抑えつつも、(抑えられない)、前作同様に車屋さんとかポリスとか協力者というか仲良しさんがいるところには、少し安心するのです。孤独ではない、孤独ではないぞ、と。

それと、時系列の異なるシーンをランダムに披露するのは、面白い。武器のテイスティングや衣服の新調などの裏社会ならでは(?)のシーンの羅列はテンポがよかった。また、NY中の殺し屋に狙われて格闘するシーンも、ランダムに交錯させていくのでテンポよく、斬新だった。サイレンサー付の銃でこっそり撃ち合いながら移動するシーンはクスクスもの。

そして、三作目への期待しかない終わり方が、憎い。
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