トランスマスター

ジョン・ウィック:チャプター2のトランスマスターのレビュー・感想・評価

3.0
♯25 ロシアンマフィアの次は、イタリア→ナポリのカモッラ

ナポリのカモッラのNo.2から権力争いの為に組織を率いる実の姉の殺害を請け負うが、難色を示したため家をロケットランチャーで爆破された殺し屋が主人公。怒り心頭な殺戮マシーンが修羅の道へ突き進むお話です。

◆良い点/注目ポイント
・カモッラの女ボスの妖艶で金持ちで危険な雰囲気や堂々としたボスらしい最後は貫禄がありました。それに対しボスの弟はトニーソプラノの甥っ子のような小者でカモッラのボスの継承者の人選は見事だと感じました。
・かの有名な鉛筆で3人殺した逸話が実演されます。
・モーフィアスのホームレス軍団の存在やカモッラの親衛隊のボーイッシュな少女(蟷螂拳を使いそう。)の漫画っぽい設定が好きです。
・コンチネンタルホテルのフロントデスクの終始冷静で紳士的な神対応はサービス業の鑑です。
・ジョナサンの小手返し→ガンショットのコンビネーションがゲームのような的確さです。

◆改善案
・元特殊部隊構成員が多いロシアンマフィアを1人で壊滅させた殺し屋ジョナサンに対し、同等の装備にて人海戦術で対抗するカモッラの戦略は無理があります。手りゅう弾や火炎放射器を使うべきです。

◆総括
・公園でのオーナーとの会話は印象に残りました。
「What have you done!」ここから死のカウントダウンが始まります。

-2020年 25本目-