３０歳のバースデーを目前に高校の時に書いた「３０歳の自分に宛てた手紙」が届く。
その手紙に書いてある子供や仕事などの目標は何一つ達成できてない。
そんな自分のバースデーは地味にやりたい、と凹んでいた。
しかし妊娠祈願の有閑マダムとレズでパンクの親友２人がBIGなバースデーパーティーを開いてくれることになり・・・。
パーティーには最近気になるカレ、高校の宿敵、高校時代のカレ、ふとしたことから先日デートした最悪の男や高校生などいろんな人がやってきて、それぞれのドラマが展開する。
面白いのは、よくこの主役のケイトのバースデーパーティーに、よくもこれだけ事情も年代も住む世界も違うような、面識もない人たちを１箇所に集めたな！
好きな人、気になってる人、普通の人、嫌いな人、知らない人。
主人公のケイトにはそうでも、それぞれの人物には個々があるし、きちんとキャラ立ちして、このパーティーの中でいろんな出来事が起こる。
あれだけ登場人物が多くて、それが８７分とコンパクトにまとまってるのすごいと思いました。
そしてあのトイレットペーパーリベンジはアメリカ映画の郊外の家でやってるのたまに見るけど、一体どういうところから発祥して、どういうレベルの仕返しなのか今だにわからない・・・。
有閑マダムのラストがスカッとしたなー。
最初は旦那さんそんな悪い人じゃないやん、と思ってたけど、奥さんのことを敬えない時点でやっぱダメじゃん、ていう。
そして心配していた豪邸でのパーティーの件もうまくオチをつけたと思います。
終わってみれば、いろんなことがいい方向に転んだので、とても気持ちよかった。
しかも展開に無理がなかったのは、良質コメディの条件だと思います。
新
日本語字幕：クレジットなし
