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T.I.M. ティムのjigsawのレビュー・感想・評価

T.I.M. ティム(2014年製作の映画)
3.0

「セピア色イメージな作品」

最近、某無料視聴アプリで観ました。
なんだろう、不思議な世界観と色合い。
SF寄りなんだろうけど、どこかヒューマンストーリー、どこかノスタルジック。
途中、旅に出てからのさりげない映像美が印象的でした。

ストーリーは単調。
当たり前の様に「お手伝い」ロボが家に普及。言葉を完全に理解し、家事や遊び相手、雑用など何でも素直に応じてくれるロボ。
主人公の少年の親友でもあった「TIM」と呼ばれるこのロボですが、初期モデルという事もあり、次第に不具合が出てついに故障(T∇T)
大切なロボを何とか直してほしいと父親や修理工場に哀願するも、パーツが古すぎてアウト。落胆する我が息子の為にと、新たな最新ロボを与えるが駄目(このロボの性格がイライラする軽さ)。
ついには唯一修理が可能と言われる最後の切り札の存在目指してTIM共々少年は無謀な旅に出ます。
レアな初期型を奪還しようと企む業者の追跡から逃れながら。

色々起こる旅路。TIMが過去に使役していたという家々を訪ね、出会いを重ね旅は続きます。
クライマックス、ついに対象の人物が居るであろう浜辺の灯台に辿り着く2人…。

コメディを絡めた切ないストーリーに仕上がっています。
雑な部分も随所にありますが、悪くはない仕上がりに。

友達が皆無で唯一の親友だったTIMを通じ、少しずつ成長していく少年の姿が印象的でした。
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