プリンス

バニシング・ポイント 激走2000キロのプリンスのレビュー・感想・評価

2.0
わたくし、こう見えて映画のレビューをする際に、色々と気をつけている事がございます。

極端に評価の高い作品にはなるべく近寄らない

上映中の作品にもなるべく近寄らない

必要以上に作品をこき下ろすような事はしない

面白い事が浮かばなくても、覚醒剤には手を出さない

下品な言葉、差別的な言葉は慎む

などなど。

しかし、どうしても許せない作品とゆうのが時々あるわけです。
やってくれました。
バニシングポイント。
リメイク版TVムービー。
71年のオリジナル版に異常なまでに執着しておる私にとって、このリメイクは想像がつかなかった訳です。70年代のアメリカが抱えていた闇。ベトナム戦争、人種差別、ドラッグ、ヒッピー、、、
これ、現代でどう表現するのかと。
グチグチと比較させて頂きますよ。細かく言い出したら10日は掛かりますので、簡単に。
まず、車。70年式のチャレンジャー。コレ、今となっては貴重なビンテージカーですからね。
コワルスキーとゆう普通の男が、カーチェイスするには目立ち過ぎ。まあ、この車ありきみたいなところもありますから、ここは譲りましょう。オリジナル版では、心に傷を負ったベトナム帰還兵コワルスキーが、スピードカブ飲みしながらの疾走だった訳ですが、、今回のヴィゴ・コワルスキーは湾岸戦争の帰還兵。クスリなんかやりません。車の陸送中に身重な嫁にいちいち電話するこの心遣い。なんと臨月の嫁が産まれそうだとか!これは大変だ!と、慌てて病院に向けてフルスロットル。スピード違反からの大捕物となるわけですよ!この話、これにてもう0点です。クスリやれよ!クスリだよ!!
道中、彼を手助けするローカルラジオ局のDJスーパーソウルてのが居たんです。メクラのニガーですよ!それがなんとビバヒルのブランドン!!おい!共感できねえな!目潰ししてやろうか!少しはハンデを背負えバカヤロウ!!
ヒッピーのバイク乗りの少女。
役名、nude riderですよ!
全裸でバイクに乗るんです。
ミシシッピクイーンが流れるいいシーンなんですよ。服なんて意味ないからね!
げげっ!今度のは水着着用ですよ!!アホか!脱げっ!乳放りだせっ!
物語のラスト、瞳孔が開いて油汗、薄ら笑いのコワルスキー。ほんの一瞬の出来事で突き抜けるんです。ボンネットが宙を舞う素晴らしい映像。
うわわわ、、何と天使になった嫁はんがニッコリ笑顔でおいでおいでしてるではないの!!ヴィゴモーテンセン、泣いてるでないの!!
なんじゃこりゃあー!!©︎
やわらけえ話だな!!歯のねえジジイが観るヤツじゃねーか!
良いところも少しは書きましょう。途中、お巡りの中にマニアックなガッツのあるジジイが登場。シボレーのパトカーでダッジが追えるか!mopar to mopar!!と、自分のガレージから68年式の黒いチャージャーを出してくる。コイツは女房が命のコワルスキーとは対照的。愛車のバンパーに、女房や犬よりダッジが命! て貼ってあったな。コレ、加点です。70年代カーチェイス映画が好きな人にとっては、チャレンジャーとチャージャーとゆう車は特別なんです。後にデスプルーフでもやってましたね。
最後に地元の警察署長が躍起になってるFBIに言うんです。我々は女房思いの男を追いかけ回すほどヒマじゃない。て。わたしもね、こんなの観て喜ぶほど暇じゃございません!!
これ以上は私のイメージが悪くなるので、書けません。強制終了です。
車 3点
人物 1点
音楽 0点
ストーリー0点
映像 0点
まあでも、TVムービーにしては頑張った。
なんだかわかりませんが、3-1で2点だコラ!
アディオスアミーゴ!!
プリンス

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