ダイセロス森本

フッド:ザ・ビギニングのダイセロス森本のレビュー・感想・評価

フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)
4.7
タロン・エガートンのロビンフッド!
とても良い!莫大な製作費がかかっていそうな衣装や小物、馬や背景、アクションに爆発!この手の映画は本当に飽きない!途中金かけすぎててこれこだわり強そう…撮影大変だっただろうな…とか思っちゃった。

とにかくよろしい作風とつよい2人、もつれる男女関係と下した答え…。
うーん!やっぱり連絡が取り合えないこの時代最高。話がよりドラマチックになるし、その場に居合わせた時の喜び半端ない。今だったら無線でちゃちゃっと集合場所伝えてしゅっとあつまるスタイリッシュヒーローになっちゃうところが、まさかの偶然と偶然が重なったような場所や、打ち合わせをしてから全員が来なくてもそれを遂行しなければいけないつらさがよくわかる、待ち合わせの時間にそこにいなければ仲間は死んでいる・・・。

タロンがよく頑張っていたと思う。もうパピーちゃんではない。ただのムキムキアクション俳優だ!
弓矢ってむちゃくちゃ難しいのにピュンピュン飛ばしちゃうし、無駄にかっこいい腕の筋肉がエロい。あんまり脱がないしそういうのも全くないグロさでPG13って感じのアメリカの指定だけどいやあこれはもう彼がマスクしてる時点でR18やでとか言う勝手な妄想をまた始めますがそんなにタロンが推しではないですすみません。先に言っておくべきであった。しかしまあ彼カッコいいよ普通に。絵に描けそうな顔立ち。すごい独特。
ケガしてもなんの影響もなく歩いて走っての超人的なところはちょっと面白いがまあそれもありか

良い人すぎて手を下せないロビンと正反対な彼女もまた面白かった。大きなギャグがあるわけではないが途中クスクスって笑える感じのキャラクターが出てきてくれるから楽しい。

段々と民衆がフードの男についていくと意思を固め、町中にフードをぶらさげるのがもう感動。こういうのに弱い。もうわあああっと興奮する。


ウマ!すごいよこれ馬。乗馬のセンス全員ありすぎでかっこいいんだけど馬車とチェイスするシーンはもう見どころ。これこそまさにエンターテイメント!っていうくらい大盛り上がりで走り去ってくれる。楽しすぎて興奮が興奮を超える。こんなにダイナミックに爆発して走りまくって真っ赤な戦場、かっこよすぎるだろ。

とにかく人間を自然な流れで再会させたり気付かせたりするのが上手い。これは結構脚本頑張ったと思う。時間が本当にスムーズに動いている。アクションもこなしながら新たな悪役も生みながらのこの動きはまさに天才。

ジェイミー・ドーナンもイケメンだがこれはもうラストがひたすらに神である。

エンドクレジットの音楽が超現代ロックなのだがなぜかちょっとマッチしちゃってるのが面白い。馬で駆けずり回ってたのにDJ登場しちゃった違和感がなぜかない。なんだろう不思議。

とりあえず金かかってる!素晴らしい!これはまたひとつ面白い映画が生まれた!と思えた作品だった。映画館で見るべし。