Aria

フッド:ザ・ビギニングのAriaのレビュー・感想・評価

フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)
2.0
ジャパンプレミアにて

舞台もキャラも魅力あるのに話の進め方が雑すぎてノれない、燃え上がりそうで燃えきれない…の繰り返し…

ガイリチキングアーサーと同じ脚本なんだという感じは言われてみれば分かる…

けど、キングアーサーの方が潔かったし、何ならそのスピード感が爽快だった。

こちらはストーリーの要所要所を省いていて、表面上をさーっと触れただけで話が進んでいくから、浅い。

元カノの旦那の件も雑に進めすぎて行動がついていけなかった。情緒不安定なんかな?と思われても仕方ない。

物語を軽くして、アクション重視でというならまだ分かるけれど、肝心のアクションも予告で見た以上のものはほぼなかった…。カーチェイスならぬ馬車チェイスは見応えあった!!

単純明快な設定であるにもかかわらず
悪を倒す際の爽快感もないんだなぁ…

良い点を挙げるならばセットの細かさと、ベンメンデルソーンのキャラクター。

セットは最初、新手のディストピア映画かなと思うくらいその世界観を作り出していて冒頭の没入感は良かった…!!

そしてど直球の悪で常に我々が求める嫌な州長官を見せてくれる。期待通りのベンメンデルソーン!!

演技力上昇中なタロン君と、出演作大体背後で何かしら燃えてない?なジェイミーフォックス、ど安定のベンメンデルソーンのお陰で楽しく観れた感はある。

続きを作るぞ!!!という意気込みは感じられるけど、そのつもりで作るならその最初をちゃんとやろうぜ!!

本国でのウケも悪いし続きはどうなんかね…レオ様の名前も出すだけでマイナスになっちゃいそう…。
Aria

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