とてもよかったです。
人は成功しようがしまいが、
いつもと違ったことをすれば
責任を押し付けようとする。
それが正しい判断だったのか問い詰める。
それが彼らの仕事かもしれないけど、
なんで？
そんな気持ちでいっぱいだった。
原題はSully。
日本でこのタイトルにしたら、
みんな何の映画かわからないかも。
でもアメリカではきっと、
Sully＝とっさの判断で
乗客全員を救い出し、
最後まで機内に残り乗客を助け、
最後の最後まで
乗客全員の安否を気にしていた、
そして世界中から英雄と言われようが、
決して傲慢になることなく
すべての人の助けがあったから、
と言った彼ってわかるんだろうな。
そのくらい彼は「人」として
立派だった。
クリントイーストウッドの映画にしては
珍しく、ラスト笑顔になれる映画。
でもやっぱりじわじわ来るんです。
胸をツンって押されたら
ドバーッと涙が出てくるような
本当に心に刺さる作品。
ちっとも悲しい話じゃないのに。
静かーな音楽もやっぱり良くて、優しい。
心に響く映画は
イーストウッドのお得意ですよね。
☆映画館にて鑑賞☆
