ゆうたろう

ハドソン川の奇跡のゆうたろうのレビュー・感想・評価

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)
4.0
最初はサリーの思い悩む気持ちが理解出来ず、彼に賞賛の言葉を送る街の人々同様に彼の事を凄いと思うのだが、続いてサリーの幻覚や、事故の関係者側からの目線で事故を描く描写が入る事で、見ているこっちもサリーと同じく疑心暗鬼になってしまったりと、物語の展開、見せ方が上手く、サリーの気持ちの移り変わりに連動していた。
皆はサリーの事をヒーローと言い賛辞するが、不況や戦争の時代であってもそう言っている人々こそがヒーローであったというのを事故の救出劇を通して描くのも熱く、その素晴らしさをエンドロールでも表していた。
サリーのパイロットとしての誇りと責任、心がしっかりと物語のキーになり、終盤そこにカタルシスを感じる事が出来たのも良かった。
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