Risa

ハドソン川の奇跡のRisaのレビュー・感想・評価

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)
3.6
映像:⭐️⭐️⭐️⭐️
音楽:⭐️⭐️
ストーリー:⭐️⭐️⭐️⭐️
泣ける:⭐️⭐️
笑える:
怖い:
ためになる:⭐️⭐️

実話ベースの良作。

【あらすじ】

2009年1月、USエアウェイズ1549便が、バードストライクにより両エンジンを損傷、ハドソン川に不時着水した。
死亡者は0人。
この出来事はハドソン川の奇跡と呼ばれ、チェズレイ機長は一躍時の人となり、賞賛された。
しかしそれもつかの間。
シミュレーションの結果、1549便は空港に引き返すことができたのだった。従って、ハドソン川に着水するという機長の判断は、乗客乗員を命の危険に晒す行為であったのではないか、という疑惑が持ち上がり…

【感想】

やたら白髪がお似合いの機長、トムハンクス。
なぜか悪者感が拭えない副機長、アーロンエッカート。

そんな二人が大活躍する公聴会のシーンが面白いのです!

この公聴会というのは、ハドソン川に着水したのは果たして賢明な判断だったのか否かを議論するための場。

その議論の材料として使われるのが、
・シミュレーション結果
・ボイスレコーダー
・当事者の証言
で、なんとシミュレーションでは、ハドソン川に着水せずとも、ちゃーんと空港に降り立つことができたと言うのです。

昨日は英雄だったのに、一転して犯罪者になるかもしれないこの公聴会は、まさに手に汗握るシーン!

ところで、もしも事実とは別の結論になったとしたら、国によって大衆はどんな反応をしたんだろうと考えてみた。
アメリカだとそれでもなお機長を英雄視するかもしれない。日本だと権力あるお上が下した決断に追従するかもしれない。中国だとむしろ機長を木っ端微塵にバッシングするかもしれない。
さてどうなんでしょう。
※ただの個人の想像なので悪しからず。
Risa

Risa