2009年1月15日にニューヨークで起きた飛行機事故を描いた作品。
クリント・イーストウッド監督がメガホンを取り、トム・ハンクスが主演。
バードストライクによりエンジン全停止に陥った航空機がハドソン川に不時着した。
絶体絶命の危機から乗員乗客155人全員が生還。
多くの命を救ったはずの機長だが、彼は不時着の是非を問われる容疑者となった。
搭乗者全員の命を救った英雄なのか、判断ミスでハドソン川に不時着水させたのかを、機長役のトム・ハンクスが、冷静沈着ながらも迫真の演技で迫ります。
可能な限り事実を忠実に描き、観る者を感動させるイーストウッド監督の偉大さをあらためて感じました。
「15時17分、パリ行き」や「リチャード・ジュエル」もそうですが、人それぞれのこれまでの努力や経験があってこそ起きた奇跡で、人生経験豊富なイーストウッド監督ならではの心を打つ作品を作れたのだと思います。
災害サバイバルの実話作品では定番ですが、エンドロールの当事者映像も心に響きます。
「遅れても 災難よりまし」
2021.7 フジテレビで鑑賞（土曜プレミアム）
2020.1
