素晴らしい映画でした。
普通なら150分級の映画にしても不思議じゃないと思うんですが90分にまとめた所も個人的に高評価です。
日本で言えば「それでも僕はやっていない」みたいな映画でしたがこの映画はとても爽快な気持ちにさせてくれます。
感動しました。
作中トムハンクスとイーストウッドが同じ画面に収まるシーンがあるのですがホッコリしました😄♪
★映画に隠されたメッセージとは★
グラン・トリノもそうでしたがイーストウッドはアメリカへのメッセージを映画に込める監督です。
公開の2016年はアメリカ大統領選挙のあった年です。墜落しそうな飛行機をアメリカ、操縦するシェリー機長を大統領に見立てればイーストウッドが当時、大統領に強力なリーダーシップと経験を、国民やマスコミには団結を求めていたことが伺えます。当時イーストウッドはトランプ支持者でしたので、そんな目線で見れば飛行機に乗っている人達に移民らしき姿は見られないですね。
実話を基に公開当時の情勢とメッセージを絡めて話を構築し、綺麗に政治色を隠して極上の映画を作る。クリントイーストウッドの手腕に脱帽です。
現在イーストウッドはトランプから同じく共和党の元ニューヨーク市長さんに指示を鞍替えしてるので、今この映画を撮っていればいろんな人種の人が乗ってる飛行機になったかも知れませんね😆
