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ルパン三世 霧のエリューシヴのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

3.6
2007年夏、北海道の霧多布岬近くの海底でサルベージをしているルパン一行。目的は「白きたまゆら」なる秘宝だ。ところが、その途中で例によって銭形警部が現れ、不二子を置いてけぼりにしたまま水上チェイス、カーチェイスを始める事になってしまった。ルパン一行の車が道路に上ったところで、その怪異は起きた。周りの車の運転手が次々と消えていく。ワケも解らぬまま、ルパン一行は岬の灯台にたどり着く。
そこで待ち構えていたのは、魔毛狂介と名乗る怪しげな男だった。魔毛の介入により、ルパン一行と追ってきた銭形は白い光に飲まれ、気がつくと戦場のど真ん中にいた。
そのドサクサでルパンたちは捕まってしまい、女性像をかたどった城に連行されてしまう。その城が、サルベージ作戦のときに不二子に見せられた古文書に書いてあった物と同一である事にルパンが気づいたとき、ルパンたちを連行してきた兵士が二人そろって消えてしまう。再び現れた魔毛はルパンの子孫・ルパン三十三世に恨みがあり、その恨みを晴らすために先祖であるルパンを殺すのだと告げる。そして、ここが500年前のまだ北海道が蝦夷といわれていた時代である事を告げ、再び姿を消した。その後のドタバタでその城の主である「シャイン家」の女王・イセカと知り合ったルパンは、彼女の首飾りこそ宝のヒントだと睨み、夜遅くに城に侵入する。ところが、そこにはすでに先客がいた。
不二子にそっくりなその女の名はお不三。職業も不二子と同じく盗賊であった。お不三の事が気になったルパンは彼女と共同戦線を張る事を提案。お不三もそれを受け入れる。
一方、魔毛もまたルパンと同じ物を狙って暗躍を続けていた。魔毛は自分以外の者が時を支配するのをおそれていたのだ。ルパンは一計を案じ、魔毛のタイムマシンを奪い盗ろうとするが寸前で失敗してしまう。
頭にきた魔毛は、シャイン家と敵対している「ノース家」の宰相・オビタキに接近し、シャイン家を倒すための武器―その時代には存在しない機関銃を渡してしまう。彼の最終目標は、城もろとも宝を葬ってしまうこと。それに気づいたルパンたちは、城が落ちる前に宝を見つけようとするが、見つからずルパンはある秘策を練る。
ルパン三世テレビスペシャル第19作。
今回の敵は、テレビアニメシリーズのファーストシリーズ最強の敵のひとり魔毛狂介。
霧多布の城にある時空跳躍能力を秘めた秘宝をめぐってのバトル。霧多布市内を暴走するカーチェイスなどテレビアニメシリーズのオマージュが込められたスラップスティックアクションを、ただ楽しむのが吉のテレビスペシャル。
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