一見何て事はない若者たちのひと夏のゆるい物語なんだけど、結構いろんなものが詰まってます。
無職で部屋に籠ってゲームばかりのキレ易い父親を持ち、いつもお金がなくてお腹を空かせているのに明るい清高の強さとか、
施設で育ってヤクザになり、人生諦めたような寂しい目をした轟木。
家族も友達もいない彼の
「今年の夏は楽しかったな。
ありがとう清高。」
のセリフにはウルっときて、その後のラストシーンは思わずポロポロッと涙がこぼれてしまった。
若さがキラキラ眩しい野村周平君の清高はハマり役でした。
そして無表情の賀来賢人君がたまに少し笑うとキュンとして、覚悟を決めた3年後の轟木は本当にカッコよくてもっと見てたかった。
ラストシーンがとても良くて、もう一回最初から観たくなったし、原作も読んでみたいし、星野源の曲も買いたい。
舞台挨拶付き上映@新宿バルト9
