このレビューはネタバレを含みます
病ということにはなってるけど
自分に見える他人は、全部自分っぽさをどこかに含んだ存在として主人公が認識しているんだと解釈した
根底に自身への嫌悪や拒否があって、ひどく生きづらい世界になってる
そこに異質なリサを見つけたけど、知れば知るほど異質ではなくなるし、そもそも自分という基準で物事を見ている時点で、いつかどこか自分に繋ってしまう
あとうまく言葉にできないけど、言い方を変えれば自分だけの世界で自分のことだけを思って生きているわけだから究極にナルシスト空間だなとも思えて 最後まで主人公が好きにはなれなかった(間違った解釈かもしれないけど)