B級怪獣エイガ

トリプルヘッド・ジョーズのB級怪獣エイガのレビュー・感想・評価

トリプルヘッド・ジョーズ(2015年製作の映画)
4.0
最後のサメの倒し方に、人間の出したゴミで突然変異してしまった者の一種の【被害者】的側面がとても良く見て取れ、サメに心から同情し涙腺を刺激された。(マジ)

今作ははじめから終わりまでトリプルヘッドが出し惜しみなく吠える(映る)ので見てて飽きない。

ただやはりB級、サメと泳ぐ人間の位置関係が分かりにくすぎる双方のクロスカッティングの多様が鼻につく。本来ならハラハラする場面もサメとの位置関係と向かってる方向があまりにもわからないためズンダカ音楽とクロスカッティングだけではダメだった。

また役者陣の渾身の【驚き顔】はその演技レベルの低さを露呈している。

CGもあたりまえだが現実との乖離は否めない。
しかし意外と悪くない部分もあり、特に船に乗り込んできたシーンとかはバチバチにキメた画で普通に『すげえ!!』と拳を握り興奮した。興奮をありがとう。

これがまた凄いのだが出てくる登場人物揃いも揃ってみんな勇敢で度胸があって良い奴。
【サメ水上スキー】をした彼の勇姿に敬礼( ̄^ ̄)ゞ
船から落ちそうな人を【何故か】【片手だけ】で掴んでたあの野郎には『帰れ!』

それにしても最後の倒し方、ヘッド一個一個にはそれぞれ意識がある感じが伝わって、本当に同情した。可哀想。ダブルヘッド未見だったので今度見てみよう。そしたらファイブや。

あとラストシーンの『一応さ、足上げとこーよw』でフェイドアウト、嫌いじゃない。