ノラネコの呑んで観るシネマ

火の山のマリアのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

火の山のマリア(2015年製作の映画)
4.2
中米グァテマラの火山地帯にある、先住民マヤ族の社会を舞台にしたハードなヒューマンドラマ。
小作農の娘マリアは、金持ちの地主と結婚が決まっていたが、地元のロクデナシに騙されて、彼の子を妊娠してしまう。
物語の軸となるのは、マリアと彼女を守ろうとする母親との関係だ。
特徴的なのは、男尊女卑的な社会の中で男たちの存在感の無さで、何となく「ウィンターズ・ボーン」を思い出した。
豊穣の大地を生む火山は、命を生み出す女性のメタファー。
今は厳しい現実に翻弄されるマリアも母も、マグマを胎動させ、噴火の時を待つ火山なのだ。

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