ヘイヘイ

リップヴァンウィンクルの花嫁のヘイヘイのレビュー・感想・評価

4.2
日本映画で3時間もある。。
というだけで敬遠していましたが、レビュアーの方々のあっという間!という感想多かったので恐る恐る鑑賞。
たしかに、長尺であることを忘れるくらいの中毒性がある作品でした。

まず、導入〜中盤までのお話の展開が本当におもしろいので、主人公は一体どうなっちまうんだろう??と画面に釘付けです。

月並みな感想ですが、やっぱり岩井俊二監督作品って撮り方が独特ですよね。音楽の載せ方とうわぁーきれいだなーって印象に残るシーンがたくさんありました。

岩井監督が黒木華をイメージして書いた本がベースになっているのですが、黒木華が本当にピッタリはまってます。きっとこういう人いるんだろうな〜って思えるくらいの演技されていて、前半の鬱展開にはついつい感情移入してしまいました。
(凪のお暇での演技もすごいよきでした)

綾野剛も、やってることは…なのですが、掴み所がなく、飄々としている感じが、彼の素ぽい感じがして何か憎めない。(笑

良くも悪くも、あぁー日本映画、な演出が多く、人を選ぶ作品だとは思います。

分作にしたドラマ版?もあるようなので、そちらも観たいな、と思うくらいに好きな作品になりました。

「この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ。」
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